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                           はじめに
  私が「この作家は全作品を読むぞ」と決意した作家は何人もいます。この島
田荘司もそのうちの一人です。
 それで、私はこの著者の作品は文庫本になったものはすべて読んでいます。
だから、このページももっと書評を書き進まなければいけないはずなのです。
それが進んでいないのです。そこわけを少しここに書きます。
 いくつもの本は少しは書評を書いてあるのですが、どうもUPするまで気持
が至りません。
 私はこの著者の描く二人の探偵のうち、吉敷竹史は好きなのですが、御手洗
潔がどうしても好きになれません。それでも初期の作品は面白く読んできまし
た。だが、「暗闇坂の人喰いの木」で、疑問が少しわいてきました。それが
「水晶のピラミッド」のどうみても、変な実験(ピラミッドの模型で、水を吸
い上げるやつ)で、「こんなの俺なら、『それおかしいよ』ってその場で指摘
するよ」という思いになりました。さらに「眩暈」に至って呆れ果て、さらに
「アトポス」でほとほと嫌になりました。
「アトポス」ってアトピー性皮膚炎のことですよね。私の周りには、たくさん
の子どもたちが、アトピーには苦しんでいます。実は大人になっても治らない
人がたくさんいます。あの小説は、それらの人にそのまま偏見を抱かせるだけ
じゃないですか。それから、これらの御手洗の小説群は(上の4つ)はどうし
てあんなに長いの。無駄な記述が多すぎるんじゃないの。
 それからさらに、島田さんは、その後「冤罪」解明の道にひたすら行き着き
まして、これまた私は不満なのです。
 そうですね、あと少し文句を言うと、「龍臥亭事件」を経て、どうしてか、
御手洗と吉敷がいつか出会うのかななんて思いました。「龍臥亭事件」では石
岡和巳が加納通子と出会ったわけです。御手洗と吉敷が出会うと思うと、それ
は嬉しくて興奮します。でも、少し文句なんですが、加納通子さんというのは、
最初の「北の夕鶴2/3の殺人」でも「羽衣伝説の記憶」でも、和服の似合う
小柄な(たしか身長156センチ)色白の女性ではないですか。でも「龍臥亭
事件」では、小麦色したインド風美人の顔をした女性になっているんですね。
なんだか私は納得できないんですよ。
 ただ、とにかく私はまだまだ読んでいきますから、この書評もまた書いてい
きます。とにかく全作品を書いてまいります。(2003.07.28)

 この作家も全作品を読もうと思っている方なのですが、近ごろちゃんと読ん
でいません。なんだか文庫本はすべて読んできたのですが、あまりに多いので
家に置いておくのも大変なので、誰かにあげたりしているうちに、訳が判らな
くなりました。だから、こうして自分のホームページに、この部屋を置いて、
なんらかのことを書いておこうと思ってきたわけですが、もうこのごろは、そ
れもできていませんね。
 これからはもう図書館の利用で、とにかくこの作家も総て読んでいきます。
図書館でも全部揃っているとは判らないことですが、なあに、東京中の図書館
を簡単に利用できるのですから、あとは私が読むだけですよ。(2006.11.08)

目  次

占星術殺人事件 1981/12
斜め屋敷の犯罪 1982/11
死者が飲む水 1983/6
寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁
1984/2
嘘でもいいから殺人事件 1984/4
出雲伝説7/8の殺人 1984/6
漱石と倫敦ミイラ殺人事件 1984/9
火刑都市 1984/12
北の夕鶴2/3の殺人 1985/1
消える「水晶特急」 1985/5
夏、19歳の肖像 1985/7
確立2/2の死 1985/9
殺人ダイヤルを捜せ 1985/9
サテンのマーメイド 1985/9

消える上海レディ 1986/4
灰の迷宮 1986/8
Yの構図 1986/12
網走発遥かなり 1987/4
ひらけ!勝どき橋 1987/6
展望塔の殺人 1987/8
御手洗潔の挨拶 1987/10
毒を売る女 1988/3
異邦の騎士 1988/4
夜は千の鈴を鳴らす 1988/11

幽体離脱殺人事件 1989/5
見えない女 1989/9
奇想、天を動かす 1989/9
異邦人の夢 1989/11
本格ミステリー宣言 1989/12
羽衣伝説の記憶 1990/2
御手洗潔のダンス 1990/7

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更新日:2007年01月15日