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→第427号

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     □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□     
□□□□□□  マガジン将門 第427号   2008.10.13 □□□□□□
□□□□□□ 毎月曜日発刊 発行数362 発行人萩原周二 □□□□□□
     □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□     

 第427号をお送りします。
 現在は10月13日の午前6時代です。ここでこの号の配信をします。

 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
               目  次                
 §今週のコンサル 第424回 「インターネットで注文しても未だ着かな
 §              いものもあります の2」        
 §更新情報 第427回                       
 §周の家族・教育の話 第340回 「古河庭園の薔薇を見に行きました」
 §        第341回 「姪の二人の息子にも手紙を書きました」
 §          第342回 「ブルータスからの手紙」     
 §何か書くぞ 第428回 「四川省で大規模大地震」へのコメント   
 §      第429回 「中国の四川大地震をみて思います」    
 §吉本隆明鈔集 第327回 「どうして初めから思考性のある詩を書かな
 §             いのか」                
 §今週の雑読 第427回 全4冊紹介                
 §周の漢詩塾 第150回 周の漢詩入門 「羅隠『人日立春』」    
 §周の孫たち 第67回 「ポコ汰の悪戯」      
 §編集後記                             
 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

 ===============================================================
     <<北朝鮮による拉致被害者の生存と救出を祈って……>>

 R-NETでは、「北朝鮮による拉致被害者の生存と救出を信じて」への意思表示
が簡単に出来るように、ブルーリボン運動を展開していきます。
 私達は、「リボンは核兵器よりも強し」と言う理念のもと、この運動を通し
て日本国民が一丸になっての意思表示、ムーブメントを起こして行きたいと思っ
ています。北朝鮮の金正日総書記や日本政府、そして報道機関や国外に対して
の私達の願いや怒り、救出へのアピールができれば良いと思います。拉致被害
者と御家族が苦しまれている25年間は、私達の無関心が作った悲劇なのです。
皆さんには、この運動をお友達や近くの仲間の方々に広く紹介して頂だいて、
拉致被害者の方々の生存と救出を多くの方々と一緒になって願って行ければ良
いと思っています。
 この「ブルーリボン」とは、近くて遠い国である北朝鮮と、祖国日本を隔て
る、「日本海の青」をイメージしています。拉致被害者の方々と、その御家族
を唯一結んでいる同じ空である、「青い空」をイメージしています。
 ぜひ、この運動をお友達や近くの仲間の方々に広く紹介して頂だいて、拉致
被害者の方々の生存と救出を多くの方々と一緒になって願って行ければ良いと
思っています。以下のサイトで、ブルーリボンのバナーを手に入れて、たくさ
んのホームページに置いてください。

   http://www.rnet.gr.jp/  R-NET

 日本中いや世界中の多くのホームページに、このブルーリボンが置かれて、
私たちの多くの胸にもそれが付けられているようになれば、きっといい結果が
産み出されるはずです。
 またぜひ、このことを多くの方に広報してください。メルマガを出されてい
る方は、ここをコピーされて使っていただいてもOKです。
 ===============================================================

  □□□□□□□□□□□ 今週のコンサル □□□□□□□□□□□
 (周は経営コンサルタントです。いくつものクライントでさまざまなことを
 やっていますが、このマガジン発行日以前の1週間内にそこでお話した内容
 をここで語ります。これはhttp://shomon.net/consul/に収録いたします)

 ■□第424回□■ 「インターネットで注文しても未だ着かないものもあ
           ります の2」

 私が書きましたら、すぐに私の

   http://438.teacup.com/shomon/bbs 周の掲示板

にUPいただき、私こそ大変に恐縮しています。

>「笑っている」 投稿者:原田直示  投稿日:2008年 8月24日(日)15時58分27秒
> 拙著のご注文では、心配をおかけしています。ただ今、出版社へ電話しまし
>た。「お盆のころは1週間ほど留守にしていたので、遅れているのかもしれま
>せん」とのことでした。それにしても、本が到着まで、都区内で3週間以上か
>かるというのは、遅いですね。申し訳ありませんが、もう少しお待ちいただけ
>ますか。

 わざわざ、申し訳ありません。これはもちろん原田さんのせいではありませ
ん。
 私がいつも本を買いますのは、神田の書店街か、東京駅の八重洲ブックセン
ターかなのですが、でも今はなんでもインターネットのほうが確実なのです。
 書店では、店員さんに聴いても、まったくど素人としか思えない人もいて、
もういらいらしてしまいますから。
 もうそれで、インターネットだと、こうした本に限らず、なんでも、翌日
(たまに、その翌日)には着いてしまうので、使い出すと、もうこれこそ便利
で止められないのです。

 今はですね。書店の店員のみならず、古書店の親父(と言っても、もう私よ
りも年下だけど)も、実に本を知らないですからね。もう私はあきれ返ること
ばかりです。だからインターネット注文が間違いがなくていいのです。
 でもパソコン製品は当然のこととしても、新本も古書もインターネットで注
文するほうが確実だとなると、これからのお店というのは、どうなっていくの
でしょうか。                    (2008.08.24)

 □□□□□□□□□□□□ 更新情報 □□□□□□□□□□□□□
  (このメルマガ配信の日の前7日間の将門Webの更新情報です。このメ
  ルマガに掲載したものを将門Webに収納するものについては、ここに書
  きません。それ以外のものをここに載せます)


 ■□第427回□■

   次のページに文章をUPしました。

   http://shomon.livedoor.biz/archives/cat_641447.html
                            周の雑読備忘録
   http://shomon.livedoor.biz/archives/cat_794516.html
                     周の吉本隆明鈔集(ブログ版)
   http://shomon.livedoor.biz/archives/cat_1325157.html
                        周の漢詩塾(ブログ篇)

 先週も全日すべて

   http://shomon.livedoor.biz/  将門Web(ブログ将門)

を更新・UPしました。
 現在の将門Webのページ数は全部で1,596ページになりました。
 それからブログ将門は、投稿件数5,770で「使用容量:170MB/2.10GB」
になりました。
                       
  □□□□□□□□□□ 周の家族・教育の話 □□□□□□□□□□
 (周は家族4人です。また本当は教員になりたいと思っていました。でも時
 の流れの中で、今の姿になってしまいました。ただ、どうしてか二人の娘は
 教員になりました。私のいろいろな思いや出来事をここで書いてまいります。
 1週間以内に以下にもUPしていきます。
     http://shomon.net/kyoiku/kazoku.htm
  愉しい話になっていけたらいいなと思っています)

 ■□第340回□■ 「古河庭園の薔薇を見に行きました」

 妻と二人で、上中里駅で待ち合わせて、古河庭園に行きました。思えば、私
は大学6年の6月に、このそばの農業技術研究所でアルバイトしているときに、
昼休みにここを歩きました。思えば、もう36年ぶりくらいなのですね。
 薔薇がたくさんありまして、たくさんの方が来ていました。もう実にひさし
ぶりなのですが、何故かそんな気がしないものなのです。
 思い出せば、私の大学6年のときにも、たくさんのことが甦ってきます。
 ここのパンフレットから、この地図の部分をスキャンしました。
 思えば、ここにある洋館は、鎌倉文学館とそっくりなんですね。だから、2
年前に行っているから、そんな久しぶりという思いがわかなかったのですね。
 庭園のあちこちで、「あ、やっぱりポコ汰も連れてきたいなあ」と思ってい
ました。ポコ汰はパパとママとで、三社祭りに行っているのです。もちろん、
ポコ汰のパパは神輿をかつぎます。          (2008.05.17)

 ■□第341回□■ 「姪の二人の息子にも手紙を書きました」

 昨日は、5人の方に手紙を書きました。そして、私の姪のみーねえの二人の
息子にも書きました。二人は、今中学1年生と小学4年生です。
 長男のゆうや君には、英語の勉強について書きました。夏目漱石が明治の40
年代に言っていたことを紹介しました。次男のれい君には、ポコ汰とブルータ
スのことを書きました。れい君もポコ汰のことをとても可愛いと思ってくれて
いるのです。それとブルータスのことは、とっても慕っていてくれるのです。
 この二人は、私の娘のおはぎとブルータスには、ケータイメールをくれるの
です。私にもくれます。私は、そのときには、あまり長く書かないようにして
返信をしています。                 (2008.05.25)

 ■□第342回□■ 「ブルータスからの手紙」

 少し前に、手紙を出しに行くときに、こちらのポストに次女ブルータスから
の手紙が入っていました。私はすぐに手紙を開けて、歩きながら読んでいまし
た。そして郵便局のポストへ入れての帰りに読み終わり、再度部屋に戻って読
み直します。
 もう私は、ただただ嬉しい思いです。返事の一部が以下です。

> パパやママと離れて暮らしてもうだいぶたちますが、日々思うことがありま
>す。私はやはり二人に育ててもらって幸せだったなあと思うのです。パパは週
>1回くらい手紙をくれますね。いつもたいしたことは書いていないし、だらだ
>らと長いのですが、手紙がくるととても嬉しいです。……………。

 その他、とっても私には嬉しいことが書いてあります。そして、この子は、
とってもいい教師になっているなあ、とつくづく思いました。
 親子でも恋人どうしでも、まず相手を愛することから始めないと、相手が愛
してくれることはまずありません。
 私はこの街でもどこでも、とっても嫌なところをいくつも見ています。小さ
な子ども(それは自分の子どもなのでしょうが)をただただ叱りつけている親
です。そして、その自分の子どもの前で、平気で物を捨ててしまう親です。ど
んなに、その子にいけないことをしているのでしょうか。その子どもは必ず、
その親を倣うのです。
 でも同時に、私はどの街でも、とってもいい好きなところも見ています。あ
あ、あんなふうに親が振る舞えば、その子どもは絶対にいい優しい子になって
いく、と思うことがいくつもあります。私の妻も母親として、実に丁寧な優し
い言葉を使ってきてくれていました。そのことが、ものすごくきかない強い性
格の子だった、ブルータスのこともおはぎのことも、強いけれど優しい子にも
してくれました。それが今の教員としても、妻としても、母(まだおはぎだけ
ですが)としても、いいことになってくれたと思っています。
 ポコ汰もまだ小さいのですが、とっても優しいところも私は見ています。あ、
これは母親と父親のいいところを習っているなあ、と感じています。

 ブルータスの手紙の最後にこうあります。

> パパ、ママ、ありがとう。離れていても、確実に私の中には二人がいるんだ
>なあと思う今日このごろです。
>
> パパ、60歳おめでとう。お酒を飲みすぎないように。

 はい、判りました。飲みすぎません。(2008.06.02)

  □□□□□□□□□□□□ 何か書くぞ □□□□□□□□□□□□□
 (周が過去にメモしていた文をまとめたり、ここで初めて書いたりした文章
 です。ここで披露しまして、1週間以内に、将門Webのどこかのページに
 UPいたします。読み応えのある内容を目指します)

 ■□第428回□■ 「四川省で大規模大地震」へのコメント

   http://shomon.livedoor.biz/archives/51416025.html
                       「四川省で大規模大地震」

へ、長春有情さんから、以下のコメントをいただきました。

>1. Posted by 長春有情    2008年05月14日 19:33
>萩原君ありがとうございます。私は君の中学校の時の顔を思い浮かべながら書
>いています。過去に荒らしにあったので名前はふせています。

 ありがとうございます。いや、あなたの「長春有情」を読んでいまして、私
こそが駄目な奴だと反省しています。
 私は実に生意気なのですが、中国の古典や漢詩に関しては、中国人には負け
ないつもりなのです。もちろん、古典に限らず魯迅に関しても、私は私こそが
好きだという思いです(もちろん、それは私が思い込んでいるだけですが)。
でもね、ときどきスカイプで、中国人の若い人(35歳くらいまで)とChatし
たりすると、本当に彼らは、中国の古典を何一つ知らないですね。ただし、よ
く知っているはずの年代の方は、今度はインターネットができないから、当然
スカイプもできません。
 いえ、もう中国の方は、もう米国やヨーロッパにもいるし、そして欧米は日
本よりも中国のほうを向いていますから、私なんかはとっても面倒なのです。
 いつも、中国の漢詩を読んでいます。そしてそのたびに、中国って判らなく
なります。それでも何度も何度も読むようにしています。 (2008.05.14)

 ■□第429回□■ 「中国の四川大地震をみて思います」

 もう死者の数が大変な数字になっています。今後もこのまま被害がさらに拡
大すると考えられます。もう95年の阪神・淡路大震災の規模をはるかに超え
ています。
 そしてあの阪神・淡路大震災と大きく違うのは、地震の規模の大きさという
ようなことではなく、二次災害の大きな危険度です。
 ダムの決壊による土石流の怖れ、これは実に恐ろしいものがあります。そし
て衛生状態の悪化の怖れです。450万人になる避難民をどう安全で衛生的な
場所に収容するのか。そして、中国の核施設は四川省に集中しているとのこと
です。この核施設からの放射能もれは、大変な事態を招きます。
 そして、この事態に、私が中国に求めるのは、今年の北京オリンピックの中
止の決断です。もうそんな事態ではありません。そしてどうしても北京オリン
ピックを開催したいというならば、例えば、今年は中止してもまた2年後にで
も開催すればいいではないですか。こんな大変な事態のときに、今年の北京オ
リンピックは中止して、2年後なりに開催すると言って、誰が反対するでしょ
うか。こんなときに、無理やりオリンピックを開催するよりも、中止して、
450万人の避難民の救済をまず第一にやるべきことです。
 またオリンピックは、別な年に開催すればいいのです。でも450万人の避
難民は、このままにしておくことはできないはずです。
 どうか、この決断を中国政府がしてほしい。そしてこの日本も全世界も、ぜ
ひともこの決断をした中国を支持支援してほしいと、私は心から願うものです。
                           (2008.05.22)

  □□□□□□□□□□□□ 吉本隆明鈔集 □□□□□□□□□□□□
 (吉本さんの世界を私自身が少しでも理解しやすいように書いてきたのが、
    http://shomon.net/ryumei/rmoku.htm 吉本隆明鈔集(隆明鈔)
 です。ここでひきつづきUPしてまいります)

 ■□第327回□■ 「どうして初めから思考性のある詩を書かないのか」

 水無田さんは、日常生活のなかでの直感とか瞬間的な想像性に根ざした詩で
はなくて、思考する詩といったらいいのでしょうか、思考力で描く詩をめざし
ているように見えますけれど、そうであれば、どうしてそういう詩を最初から
つくろうとしないのか。「無」であることはそれとしておいて、そのあとで考
え抜いて、たいへんむずかしい直喩をつくり上げようとする。ぼくにはその両
方が分離して見えてしよがないわけですけれど、どうして初めから思考性のあ
る詩を書かないのか。 (「日本語のゆくえ」『第四章若い詩人たちの詩』)

   私は実際に現代の若い詩人の詩を知っているわけではありません。ただ
  このことは、私も自分よりもかなり下の世代に感じることでもあります。
  「どうしてなのかな。もっとうまく違うふうに表現すれば、自分の言いた
  いことが言えるんじゃないかな?」なんて思うことがあるわけです。でも
  これが私たちが接している現代なのかもしれないですね。

  □□□□□□□□□□□□ 今週の雑読 □□□□□□□□□□□□□
 (周がここ1週間内に読んだ本・雑誌の記録です。これはまず最初に、
 http://shomon.livedoor.biz/archives/cat_641447.html 周の雑読備忘録
 にも掲載しています。

 ■□第427回□■(10月6日から10月12日)

書 名 英霊の絶叫
    玉砕島アンガウル戦記
著 者 船坂 弘
発 行 光文社NF文庫
定 価 1,000円+税
発行日 1996年9月5日印刷
読了日 2008年10月7日

 私は渋谷の大盛堂書店というと、いつも渋谷に行ったときには、入店してい
たものでした。とはいえ、渋谷そのものには、新宿ほど行かなかったもので、
それほど本を購入した思い出はありません。
 でもこの書店を戦後開店された社長が、この戦記を書かれた、船坂弘さんで
あることを、読み終わったあとに私は知ったものでした。
 この船坂さんは、三島由紀夫が防衛庁で自刃した際の関孫六の提供者として
も知られています。

 現在パラオ共和国を形成する島の中に、ペリリュー、アンガウルという2つ
の小さな島があります。この二つの島、ペリリュー島には1万強の日本軍守備
隊がいました。アンガワル島は1,800人の守備隊でした。攻撃した米軍に
も7千人の死者が出ました。
 日本軍は島民全てを、あらかじめ夜陰に乗じてパラオ島に避難させておいた
ので、民間人の死者ゼロという結果でした。
 もうサイパンに上陸していた米軍が何故ここを攻略する必要があったのかは
疑問なところです。
 このパラオ共和国にあるペリリュー神社の境内に攻略軍のニミッツ提督の次
の一文が彫られている碑があります。

> Tourists from every country who visit this island should be told how
> courage and patriotic were Japanese soldiers who all died defending 
>this island.
>(世界各地からこの島を訪れる人々は、この島の防衛にあたって玉砕した日本
>軍の兵士たちが、いかに勇敢でかつ愛国的であったかを聞かされるであろう) 

 この本を読んでいて、いくつもの箇所で涙を流しました。

>「ハンチョウドノ、ゴオン(御恩)ハシンデモワスレマセン。…ツマトカツボー
>(勝坊・三才の愛息)ニヨロシク。…チチハリッパニハタライテ、メイヨノセ
>ンシヲトゲタ」
> …これだけ書くのに、およそ三十分はかかった。その一字一字を判読するう
>ちに、私は泣くまいと努力すればするほど、目頭が熱くなり、最後の文字を書
>き終わって血の気を失っている右手をだらりとさせたとき(著者が、彼松島の
>右手にふれて人差指で文字を書けるような拳にしてあげている)、涙の止めよ
>うがなかった。これこそ、アンガウル島守備隊員の血のにじむような思いで綴っ
>た遺言であり、絶叫であった。(108ページ)

 この著者は、一人で、敵陣の中へ入り込んでいきます。でもそのときに、見
る米軍は、恐ろしい敵であることが不思儀な思いになります。

> 午前八時ごろになると、米兵たちは武装してジープに分乗し、戦車群を先頭
>にしてわが鍾乳洞陣地のほうへでかけてゆく。その光景はまるでパレードにで
>も加わるようなにぎやかさであり、会社へ出勤するような事務的な気配を漂わ
>せていた。日本軍のように整列して足並みをそろえるでもなく、絶えず雑談を
>交わしながらガムを噛み、煙草をふかしながらジープに乗っている。
> <なんというだらしない兵隊たちぞ>
> と私は彼らの態度を軽蔑しないわけにはゆかなかった。軍律のない集団、そ
>れは烏合の衆と同じだ、とそのときは思ったのである。…………………………
>……。
> ………………………………。
> そんな自由な朝の出陣を見た私にとっては、
> <こんな兵隊たちに、なぜ気力充実した関東軍の精鋭集団が破れたのだろうか
>?>
> という疑問と口惜しさが、そのときの率直な感慨であったのである。
>(182ページ)

 これはまさしく、戦後日本に上陸してきた米軍を見た吉本隆明さんの思いとまっ
たく同じです。

 この戦争で、捕虜としての著者が昭和41年になって、米国からやってきた
クレンショー夫妻との邂逅は、実に読んでいる私には、嬉しいものであり、か
つこのときの二人の思いを幾度も考えたものでした。

> やっといま、この記録をだすことができるにあたって、私は心の底から訴え
>たい。戦死した英霊は決して犬死にをしたのではない。純情一途な農村出身者
>の多いわがアンガウル守備隊のごときは、真に故国に殉ずるその気持に嘘はな
>かった。彼らは、青春の花を開かせることもなく汚れのない心と身体を祖国に
>捧げ、
>「われわれのこの死を平和の礎として、日本よ家族よ、幸せであってくれ」
> と願いながら逝ったのである。(267ページ)

 実にいくつものページで、涙を出てきて、場所が電車の中だったので、本を
何度も閉じていました。
 思います。この船坂さんの思いは、私の父と同じです。父は中国大陸、仏印、
マレー、シンガポール、ビルマ、スマトラと戦い続けて、戦後やっと日本に帰
国できました。帰国できたのは、昭和22年秋と聞いています。翌年私が生ま
れました。

 この船坂さんには、他の本もあるようです。すべて読んで行こうと思ってい
ます。                        (2008.10.08)

書 名 水滸伝 十三 白虎の章
著 者 北方謙三
発 行 集英社
定 価 1,600円+税
発行日 2004年4月30日第一刷発行
読了日 2008年10月7日

 官軍は10万を越える兵力で、梁山泊を攻撃しようとする。流花寨、双頭山
にも押し寄せる。梁山泊の孔明と童猛は官の造船所の襲撃を計画し、実行する。
 なんだか、いつも電車の中でしか読んでいませんから、なかなか先に進みま
せん。でも昨日のように長く乗っていますと、読み終われるものですね。
                           (2008.10.08)

日経新聞の「私の履歴書」が10月は岡井隆

 日経新聞の朝刊の最終面の「私の履歴書」が、今月2008年10月は歌人
の岡井隆さんです。もう最初から読んでいまして、でも毎日のことだから、一
回読んだだけではなく、何度も読まなくちゃという思いで、翌日になると、切
り抜いています。
 今は昨日11日の、「教育制度の改変」を切り抜きました。
 いやすべて、いくつもこれについて書きたいことがあります。でも書けてい
ないのが私の現状です。
 この岡井隆さんという歌人は、私は吉本(吉本隆明)さんの『抒情の論理』
で知ったかと思います。だから私は23歳くらいで初めて知ったのですね。そ
のときは、「ああ、こんな馬鹿な人がいるんだなあ」という思いでした。
 でもその後30年以上が過ぎて、改めてこの方の著作を読むようになりまし
た。そして、この方の優れたところをいくつも知りました。そしてそれはまた
最初は吉本さんによってです。吉本さんも今は、この方をかなり評価していま
す。また岡井さんも、随分変わったように私には、思えます。
 やがて、この「私の履歴書」で、吉本さんとの関係を、どう書いてくれるの
かが一番の愉しみです。
 それと、この岡井さんの最近の写真も見ました(最初の「短歌作り60余年」
に著者の写真があります)。もうただ、「いいお顔しているんだなあ」と思っ
たばかりです。                   (2008.10.12)

新聞名 図書新聞第2890号
発行所 図書新聞
定 価 240円
発行日 平成20年10月18日
読了日 2008年10月12日

 この号を読んでみて、なんだどこも読むところがないなあ、という思いでし
たが、「なんかブログに書かなくちゃなあ」と思って再び読み直します。そう
すると、いわば私の苦し紛れなのですが、でもでも「あ、今度図書館で読もう」
とか、「これは手に入れようかな。どこの本屋にあるかなあ?」なんていう気
持になってきます。
 3面のポケットブックに紹介されている新書・文庫5冊はすべて読んでみた
いと思ったものでした。

安達正勝「フランス革命──バスチューユ陥落からナポレオン戴冠まで」中公
新書
ミッシェルフーコー「わたしは花火師です──フーコーは語る」中山元訳 ち
くま学芸文庫
吉井仁実「現代アートバブル──今、何が起きているのか」光文社新書
橋爪大三郎「冒険としても社会科学」洋泉社MC新書
山下聖美「新書で入門・宮沢賢治のちから」新潮新書

 しかし、この新聞も古書店の広告があるのですが、もう古書店も歩かなくなっ
たものですね。なんとなく歩いている時間が使えない感じになってしまいまし
た。

 □□□□□□□□□□□  周の漢詩塾  □□□□□□□□□□□□
 (周は中学生の頃より、漢詩が好きでした。ただ漢文の授業というのはほと
 んどないという学生時代をおくりました。だから、自分で独自に学んできた
 ものです。また長年詩吟をやってきましたから、それでも漢詩には親たしん
 できました。その漢詩をここのUPしてまいります。このメルマガで発信し
 たあと、「http://shomon.net/kansi/ 周の漢詩塾」の各ページにUPして
 まいります)

  ■□第150回□■ 「羅隠『人日立春』」

 この羅隠(832〜909)は、晩唐の詩人です。浙江省新城の出身。進士
の試験に10度続けて落ちたので、名前を変えたといいます。

    人日立春(じんじつりっしゅん) 羅隠
  一二三四五六七 一二三四五六七
  萬木生芽是今日 万木芽を生ずるは 是れ今日
  遠天帰雁拂雲飛 遠天の帰雁 雲を拂って飛び
  近水遊魚迸氷出 近水の遊魚 氷を迸(ほとばし)らせて出づ

  一二三四五六七、
  すべての木が芽を出すのは、この今日である。
  遠い空の帰っていく雁の列は、雲をはらうように飛んで行き、
  近くの池や川の魚は、氷からほとばしるように飛びはねる。

 正月の一日は鶏、二日は犬、三日は羊、四日は豚、五日は牛、六日は馬、七
日は人、八日は穀物と定め、その日の気象によって、それぞれの運勢を占う習
慣がありました。
 人日立春とは、七日が立春に当たったことを言います。

 この詩を読んで、私はすぐに、次の詩を思い出していました。

  http://shomon.livedoor.biz/archives/50873329.html 良寛「毬子」

 たぶん、良寛は、この羅隠の七言絶句の起句を、自分の詩の結句にしたもの
なのでしょうね。ただし、これは私が勝手に推測するだけのことです。
                          (2008.08.26)

  □□□□□□□□□□□□  周の孫たち  □□□□□□□□□□□
 (周は娘が二人です。2007年1月3日長女おはぎに男の子が生まれまし
 た。そしてこの2008年の夏には2番目の子が生まれます。今度は女の子
 です。もう私は嬉しくてたまりません。)

 ■□第67回□■ 「ポコ汰の悪戯」

 妻が昨日の朝言っていたのです。私には記憶がなかったのですが、「夜1時
半頃電話が鳴らなかった?」というのです。
 でもこのことが夕方おはぎの証言で判りました。夜中に起きたポコ汰が、マ
マのケータイを勝手にボタンを押していたのです。ママのおはぎがきずいてあ
わてて電話を切ったそうなのです。
 もうポコ汰は、こういうケータイのようなものが大好きなのです。
 でもでも、ひょっとすると、この被害はうちだけではないかもしれません。
おはぎの友だちにも無言の電話がかかっているかもしれません。ポコ汰はまだ
喋られませんから。
 だんだん、こうした悪戯をしていくようになるでしょうね。思い出せば、私
の二人の娘も、けっこういろんな悪戯をしていたものでした。でもそのころの
電話は黒電話で、さすがこれは手に届かないところにありました。今の電話で
もケータイでもどこでも簡単に手にできますから、そしてほぼ短縮ばかりでか
けるようになっていますから、気をつけましょうね。   (2008.09.03)

  ★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 編集後記 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 第427号をお届けします。362通の配信です。
 この号は13日の午前4時代に出せるなあ、なんて思っていましたが、今後
の「何か書くぞ」の予定を整理しているうちに、どんどんと時間が過ぎてしま
いました。実際に文章を書くよりも、整理整頓のほうが時間がかかるものです
ね。
 第428号は10月20日の発刊予定です。

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更新日:2008年10月20日